本田技研工業の米国現地法人、アメリカン・ホンダモーターは現地時間の14日、北米で2017年秋の発売を予定している新型「アコード」を発表した。北米で10代目となる同車は、デザイン・パッケージング・走行性能を大幅に刷新し、最新のコネクティビティーと安全運転支援技術を搭載した新世代のミッドサイズセダンをめざし、開発された。

北米向け新型「アコード」

エクステリアはワイド&ローのプロポーションに加え、短縮されたフロントオーバーハング、低められたボンネットの採用などにより、スポーティーかつプレミアムなたたずまいを実現。インテリアはクラス最大級の後席足元スペースや、圧迫感を感じさせない広々とした前方視界により、ミッドサイズクラスを超えた空間を提供している。

パワートレインは1.5L・2.0Lの2種類の直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンに加え、第3世代となるハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を用意。2.0L直噴ターボエンジンには独自に開発した10速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、高い静粛性と燃費性能、V6 3.5Lエンジンを凌駕するトルクを備えた次世代のパワートレインとし、「Sport」と「Normal」のモードを持つ「Two-Mode Driving System」を採用した。

次世代ACEボディーと超高張力鋼板・高機能接着剤の適用拡大など、より高い静粛性・ボディー剛性・軽量化も実現。可変ギアレシオ付きデュアルピニオンEPSを新たに採用して応答性能・ライントレース性能を向上し、「アコード」で初採用のアダプティブダンパーシステムによって1ランク上の乗り心地と安定感あるハンドリングを両立している。

安全運転支援システム「Honda SENSING」は全グレードに標準装備とした。渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や、車線維持支援システム(LKAS)、標識認識機能などを含んでいる。北米向け新型「アコード」はハイブリッドを含め、すべて米国・オハイオ州メアリズビル工場で生産される。

北米向け新型「アコード」外観・車内イメージ