アライドテレシスは7月18日、10ギガビット・インテリジェント・スタッカブルスイッチ「AT-x550-18XTQ」、およびAT-x550シリーズ用プレミアムライセンス「AT-x550-FL01」の出荷を同25日から開始すると発表した。また、同日より12月28日(出荷分)まで、AT-x550シリーズデビューキャンペーン」を実施する。

「AT-x550-18XTQ」の外観

AT-x550-18XTQは、1Uハーフサイズの筺体で、別売のラックマウントキットAT-RKMT-J15(1629R)を使用することにより、19インチラック1Uのスペースに2台を並べて設置することが可能。

主な特徴として、「1000/10GBASE-T対応」「40Gイーサネットモジュール(QSFP+)」「VCS(バーチャルシャーシスタック)」「AlliedWare Plus(AW+)」の4点を挙げている。

1000/10GBASE-T対応では1000/10GBASE-Tポートを16個搭載し、1Gと10Gのデュアルスピードに対応するため、これまでの1G環境への投資を保護するとともに、1Gから10Gへのスムーズな移行を可能としており、さまざまな規模のネットワークで導入しやすい小ポート構成のため、アップグレードのスモールスタートにも対応するという。

40Gイーサネットモジュール(QSFP+)に関しては、QSFP+モジュール対応スロットを2スロット搭載しており、別売のQSFP+モジュールを搭載することで、高速/大容量40Gイーサネット環境を提供するほか、別売のブレークアウトケーブルにより4個の10Gインタフェースとして使用することも可能としている。

VCSについては、複数のスイッチを双方向160Gbpsの帯域幅を持つスタックモジュールで接続することにより、1台の仮想スイッチとして扱うことが可能。VCSグループは、最大2台のx550シリーズを自由に組み合わせて構築でき、1mから10kmまで、対向機器との距離に応じたスタック構成を実現するという。

AlliedWare Plusは、機能ごとのモジュールに分割されており、単一の障害が与える影響範囲を最小限に抑えることが可能なため、旧来方式の製品と比べ、システム全体の可用性が高まることに加え、業界標準のコマンド体系に準拠し、他社製品からの移行においても、エンジニアの教育に要する時間と経費の削減を可能としている。

価格は、いずれも税別でAT-x550-18XTQが65万円(キャンペーン価格:45万円)、AT-x550-18XTQ-Z1が70万2000円(同:48万6000円)、AT-x550-18XTQ-Z5が91万円(同:63万円)、AT-x550-FL01が12万1000円、AT-x550-FL01-Z1が12万7000円、AT-x550-FL01-Z5が15万1300円。