独SAPのグループ企業で出張・経費管理クラウドを手がける米Concur(コンカー)は7月13日(現地時間)、米Airbnbとの協業を強化し、オンライン予約ツール「Concur Travel」上でAirbnbの宿泊プランの閲覧・手配が可能になると発表した。

今回の協業強化により、出張者はConcur Travelを通じてAirbnbの宿泊プランを直接検索可能になる。一方、企業は出張者に対して出張管理プログラムや出張規程の範囲内で、柔軟性のある多種多様な宿泊プランを提供できるとしている。

また、旅程やeレシートは自動的にコンカーのクラウドサービスに取り込むため、経費精算も簡素化できる。

Airbnbの利用は年々増加しており、2017年第2四半期における出張者のAirbnbの宿泊施設利用額は2016年第2四半期と比べて33%増加し、230の国・地域で25万人以上のビジネスパーソンがAirbnbを出張で利用しているという。

Concur Travelは、コスト制御や出張規程・企業要件などコンプライアンスを遵守しながら、出張者とAirbnbをシームレスに接続し、宿泊施設の手配ができるようにするとしている。