国土交通省は7月14日、タイガーエア・シンガポールからの外国人国際航空運送事業の経営許可申請に関し、同日付で許可したことを発表。同社は7月25日に兄弟会社で、シンガポール航空の100%子会社であるLCCのスクートとの吸収合併を予定している。

タイガーエア・シンガポールは7月25日にスクートと吸収合併を予定している

合併後の社名は「スクート・タイガーエア」となる予定。現在、日本路線にてスクートが運航している路線をスクート・タイガーエアが継承し運航するため、今回の合併を機にした日本乗入れ路線/便数/時間の変更はない。なお、社名はスクート・タイガーエアとなるが、ブランドはスクートブランドに統一され、日本路線の利用者にとって外見上の変更もないとしている。

今後スクートは、ボーイング787ドリームライナーとエアバスA320シリーズにて運航するが、日本発着便に関しては現状通り、B787ドリームライナーで運航する。現在、シンガポール=バンコク/広州/香港/台北間ではB787とA320の両機材で運航しており、運航機材の確認はウェブサイトで予約の際、フライト選択にて確認できる。また現在、タイガーエアとして運航しているA320の機材は、2018年中旬までに順次全てスクートの塗装になる。

すでに7月25日以降のフライトを予約している人へは、スクートの2レターコードがTRへと変更となった新しい旅程表を7月23日までにメールにて案内する。また、スクートのウェブサイトまたはコールセンターにて、新規購入・旅程管理が可能となる。詳細はウェブサイトを参照。

経営許可申請時点のタイガーエア・シンガポールは、資本金約2,436万シンガポールドル(約18億円)、保有機材は31機(A319/A320/B787-8/B787-9)となっている。