日本ナショナルインスツルメンツ(以下、日本NI)は、教室にいながらにして実世界のIoTアプリケーションを構築可能にすることで、インターネットに接続した多数のデバイスで構築されるシステムの扱いに慣れるための教育ソリューションを発表した。

同教育ソリューションは、学生向けの組み込みデバイス「NI myRIO」、LabVIEWツールキット、PTC社が提供するIoTテクノロジープラットフォーム「ThingWorx」、およびタフツ大学が開発したプロジェクトを含むもの。

myRIOとPTC ThingWorxオンラインツールの統合により、実世界での計測データが、LabVIEWシステム開発ソフトウェアを介してクラウド上ですぐさま解析・表示できるようになるという。これらの学習リソースはオンラインコミュニティに保存される。同コミュニティは、最先端の実験について教育者同士が連携できるよう、特別に作られたものだ。

既存のカリキュラムにIoTを組み込みたいという教育関係者は、サマーベータプログラムに申し込むことで、最新のLabVIEWツールキット、学生重視のプロジェクト、産業界のサポートを利用することができる。これらによって、クラウドテクノロジを活用した教育への新たなアプローチが実現されるともに、ソリューションそのものに対するフィードバックの機会も得られるとのことだ。

同教育ソリューションの詳細情報と、ベータプログラムへの登録方法については、同社Webサイトにて確認することができる。