PSソリューションズは13日、同社が提供する農業IoTソリューション「e-kakashi」が、サッポロビールの自社ぶどう栽培会社であるサッポロ安曇野池田ヴィンヤードに採用されたことを発表した。

「e-kakashi」のゲートウェイ(親機)とセンサーノード(子機)

「e-kakashi」は、栽培をナビゲートするサービス。従来の勘や経験に基づく知見を独自の情報モデルとして吸収し、科学的な知見と合わせることで管理・蓄積し、実際の営農・栽培に応用する環境を実現することで、より精密な農業を可能にするという。

ワイン事業にも注力しているサッポロビールは、長野県に保有するぶどう園で原料ぶどうの栽培に取り組むなか、より高品質なぶどうの栽培をITにより支援するために、「e-kakashi」を採用したという。

「e-kakashi」のアプリケーション画面(出所:PSソリューションズWebサイト)

PSソリューションズでは、「e-kakashi」をサッポロビール独自のパラメータに設定することで、同社の栽培技術に特化したデータ分析を可能にし、さらなる栽培技術の高度化に貢献すると説明している。