台湾MSIは7月12日、Intel X299チップセット搭載マザーボードの新モデルとして、オーバークロック向けの性能を追求したという「X299 XPOWER GAMING AC」を発表した。7月21日の発売を予定し、店頭予想価格は税別61,980円。

Intelのハイエンドデスクトップ向けCPU「Core X」シリーズに対応するE-ATXマザーボードで、14フェーズのデジタル電源回路を採用する。また、Core Xシリーズ上位モデルのレーン数をいかして、3-Way NVIDIA SLI や 4-Way AMD CrossFireといったマルチGPUのサポートするほか、オンボードで3基、拡張カード「M.2 Xpander-Z」でさらに2基のM.2 SSDを搭載できる。

M.2 SSDの冷却機構として、放熱部を拡大することで冷却性を高めた「M.2 Shield FROZR」を備える。また、Intelの仮想RAID技術「Intel VROC」に対応し、別売りのハードウェアキーでアクティベーションを行い、CPU直結のPCI Expressレーンを使ったRAID環境を構築できる。

ネットワーク機能は2基のIntel製LANコントローラに加えて、 IEEE 802.11acとBluetooth 4.2にも対応したIntel Dual Band Wireless-AC 8265を搭載する。このほか、SN比120dB/32bitのオーディオ出力対応、DSD Super Audio CDの再生や録音をサポートする。

ソケット LGA20661
チップセット Intel X299
メモリ DDR4 4133(OC)MHz×8(最大128GB)、もしくはDDR4 4500(OC)MHz×4(最大64GB)
拡張スロット PCI Express 3.0 x16×4、PCI Express 3.0 x1×1
マルチGPU 3-Way NVIDIA SLI や 4-Way AMD CrossFire
ストレージ SATA 6Gb/s×10、M.2(PCIe 3.0x4接続対応)×5(うち2基はM.2 Xpander-Zを利用)、U.2×1
対応RAID 0/1/5/10
ネットワーク GigabitEthernet×2(Intel I219V、I211)
IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN + Bluetooth 4.2(Intel Dual Band Wireless-AC 8265)
サウンド Audio Boost 4
フォームファクタ E-ATX
そのほか USB 3.1 Gen2×3(Type-A×1、Type-C×1、ピンヘッダ×1)、USB 3.1 Gen1×10(うち4ポートはピンヘッダ)、USB 2.0×6(うち4ポートはピンヘッダ)、オーディオジャック×1など
店頭予想価格 税別61,980円