ZMPは、日の丸交通と共同で、無人の完全自動運転(レベル4)の自動走行タクシー実現に向けた推進研究会を立ち上げたことを発表した。

同研究会は、2020年の自動走行タクシーの本格営業開始を目指し、自動走行タクシーに関する法規制、利用料金体系、走行エリアなどについて議論するもの。日の丸交通とZMPは両社をコアメンバーとし、他のタクシー会社にも広く参加を呼び掛けていくとしている。

この取り組みは、政府の「未来投資戦略 2017」における、「無人自動走行による移動サービスを2020年に実現することを目指し、本年度から(中略)地域における公道実証(遠隔運行によるものを含む)を全国10カ所以上で実施する。(中略)羽田空港や臨海地域等において、遠隔運行や完全自動走行に向けた最先端の実証を行う。事業化を目指した実証が可能となるよう(中略)整備する」と示されている成長戦略に沿ったもの。

経済産業省商務情報政策統括調整官・吉本豊氏は、次のようにコメントしている。「東京五輪に向け、自動運転技術がタクシーサービスとなり、商業化していくことは大変重要であると考えます。日本政府としても無人自動走行による移動サービスを2020年に実現することを目指しており、その目標達成に向け本研究会とも協力関係が発展していくことに期待しています。」