日本フットサルリーグ(Fリーグ)に所属する「フウガドールすみだ」を運営する風雅プロモーション、NTTデータ、アイリッジは7月10日、「フウガドールすみだ」のファンクラブ会員と墨田区事業者をつなげる地域コミュニケーションのプラットフォームとして、「フウガドールすみだ」の会員アプリを開発し、地域コミュニケーションの活性化を図ることを目指し、実証実験を行うと発表した。

スポーツクラブは地域に根ざした存在であり、熱心なファン・サポーターを抱えているケースが多く、地域におけるコミュニケーション・ハブ機能を果たす上で、スポーツクラブの存在は有意義だという。そこで、実証実験では、スポーツクラブを地域のコミュニケーションメディアとしてとらえ、そのプラットフォームとしてスマートフォンアプリを活用することで、コミュニケーション施策に取り組む。そして、ターゲットやタイミング、配信内容など各種施策を検証することで対象者のニーズを掘り起こし、地域活性化施策の企画立案を目指していくという。

アプリは2017年8月から、「フウガドールすみだ」のファンクラブ会員に配布し、試合などの情報や墨田区事業者のクーポンを配信するなどコミュニケーションのための接点を設けるとともに、利用状況をはじめとしたデータを収集する。実証期間は、2017年9月9日(土)、10月13日(金)、10月28日(土)、11月20日(月)、12月16日(土)の計5試合。

主な検証事項は、他の地域情報配信アプリと比較した場合のダウンロード数、月間アクティブユーザー数、会員アプリを利用した場合の地域事業者からの情報配信に対する反応率の変化、クーポン利用や会員証提示によるインセンティブ供与に対する地域住民の参加率。

実証実験のイメージ

NTTデータは、今後、本実証実験によって得られた知見を基に、モバイルアプリケーションを活用した地域コミュニケーションのコンサルティングサービスを企画・開発し、地方創生に貢献していくという。