俳優の窪田正孝が10日、都内で行われた主演映画『東京喰種 トーキョーグール』(7月29日公開)のジャパンプレミアに、共演の鈴木伸之(劇団EXILE)、桜田ひより、蒼井優、大泉洋、小笠原海、白石隼也、相田翔子、柳俊太郎、前野朋哉、萩原健太郎監督とともに登場した。

前列左から桜田ひより、蒼井優、窪田正孝、鈴木伸之、大泉洋。後列左から柳俊太郎、相田翔子、白石隼也、小笠原海、前野朋哉、萩原健太郎監督

同作は、石田スイによる同名コミックの実写化。これまでTVアニメ化、舞台化、ゲーム化など、さまざまなメディアミックスが展開され話題を呼んできた。物語の舞台は、食人の怪人"喰種(グール)"が潜む東京。ある喰種の臓器を移植されたことで、喰種と化してしまった大学生・金木研(カネキ/窪田正孝)が戦いの中で自分自身と向き合っていく。

出演者陣は、エスカレーターに乗って現れ、丸の内ピカデリー内に敷かれたレッドカーペットに登場。集まったファンの歓声に包まれた。

上映前の舞台あいさつでは、窪田が訪れたロサンゼルスでのワールドプレミアでの話題に。窪田は「びっくりしたのが、監督とプロデューサーが英語ベラベラだったんですよ。俺英語しゃべれないから、『東京喰種好きですか~!』と聞いたら、『イエーイ! フゥ~!』となったんです。好きなものから、日本の文化を学ぶんですね」と盛り上がりを説明した。またコスプレした現地ファンも多数集まり「カネキが40人くらいいて」と驚いたという窪田。「『そのマスクどちらで買われたんですか?』 と聞いたら『Internet!』って。インターネットって便利なんだな」としみじみ語っていた。

窪田と激しいアクションシーンを繰り広げた、亜門鋼太朗役の鈴木は「漫画の中では腹筋が180個くらいに割れているんですよ。どうやっても6つにしか割れなくて……」とキャラクター再現の苦労を明かす。「窪田さんがすごく動ける方なので、やっててすごく楽しかったです」と振り返った。

カネキを惑わし、食べようとする喰種・リゼを演じた蒼井は「もう漆黒の黒さ。楽しかったですよ。カネキくんが、ちょっとつつけば引っかかってくるから。なんか釣りをしているような感じ」と”悪女”っぷりを楽しんだ様子。また、窪田と前半でアクションを繰り広げる白石は「1番最初に本気にさせる相手なので、前半の盛り上がりとしては頑張らなきゃいけないなと」と心境を明かした。

窪田は「リゼさん(蒼井)も、錦さん(白石)も色々やってくれましたね。何やっても強すぎるって感じで。やってたね~、海ね?」と小笠原に話しかけると、窪田とともに白石とのアクションシーンに臨んだ小笠原は「僕はもう、されるがままです」と苦笑していた。