パリ・ノールヴイルパント展示会会場にて7月6日~7月9日の4日間、日本カルチャーの祭典「第18回 JAPAN EXPO」が開催された。会場にはサプライズゲストとしてAKB48の柏木由紀さんが来場したほか、ポケモン最新作のワールドプレミア上映も行われるなど、大きな盛り上がりをみせた。

会場エントランス付近

JAPAN EXPOは2000年よりフランスで始まり、2012年からは毎年の入場者が20万人(2016年度実績: 23万4,852人)出展社が600を超える世界最大の日本イベントの一つ。漫画、アニメ、ゲーム、アイドルなどのPOPコンテンツをはじめ、伝統工芸、文化芸能、日本食、先端テクノロジーなど、幅広いジャンルの文化を紹介し、その多様性を発信している。

会場風景・人気コミックの大きな看板が並ぶ

今年のJAPAN EXPOも、例年同様ゲーム関係の出展が特ににぎわった。今年30周年を迎える「ファイナルファンタジー」や「ONE PIECE」等のゲームが注目を集め、メーカーのブースに設置された試遊台やステージで、多くの参加者がコンテンツを直接楽しんだ。

「ファイナルファンタジー」のブース

「ONE PIECE」のゲームのステージ

昨年日本で人気だったアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」や、「進撃の巨人」「ソードアート・オンライン」「初音ミク」など、もはや定番となった作品のコスプレも多く見られ、様々なコンテンツがほとんど日本とタイムラグも無く現地で受け入れられている様子が伝わってくる。

「初音ミク」のコスプレをする参加者

「ソードアート・オンライン」のコスプレをする参加者

トーハンが運営する「SAIKO! JAPAN」エリアでは、例年に比べ大型の出展ブースが増え、ポケモンストア関西空港店ブースでは、パイロットピカチュウとの写真撮影を求め、多くの来場者が列をなした。また、栃木県大田原市のゆるキャラ「与一くん」が登場したほか、マーベラスによる大人気2.5次元作品「舞台『弱虫ペダル』」の出演キャストが登壇し、トークショーを繰り広げた。

パイロットピカチュウとの写真撮影をする参加者

「舞台『弱虫ペダル』」のステージ

今回出店したマーベラスの舞台「弱虫ペダル」担当者は、「フランスの人々はとても温かく、日本のコンテンツ・文化に理解があると感じた。また、日本で流行しているものが現地ではそのまま流行しており、時差が無く、最先端のものを知っている。フランスのお客様はキャラ、そして作品を好きであり、日本と同じく良いものを提供することができれば、受け入れられるのだという手応えを感じた」とコメントしている。

また、人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーである柏木由紀さんが急遽来場し、「SAIKO! STAGE」にて観客にサプライズで大ヒット曲「ヘビーローテーション」等のミニライブを披露するという一幕もあり、会場は大歓声に包まれた。

柏木さんのミニライブに沸き立つファンたち