アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人と、女優の芳根京子が10日、埼玉・秩父高校で行われた映画『心が叫びたがってるんだ』(7月22日公開)秩父高校サプライズイベントに、清水博之プロデューサーとともに登場した。

芳根京子

同作は2015年に上映され大ヒットした同名の劇場版オリジナルアニメを実写化。やる気のない高校生・坂上拓実(中島)は、幼い頃のトラウマから喋ろうとすると腹痛におそわれるため筆談で交流するクラスメイト・成瀬順(芳根)とともに「地域ふれあい交流会」(=ふれ交)実行委員に任命され、ミュージカルを上演することになる。

原作と同じく、秩父を舞台に物語が展開した同作。秩父高校では、メインキャスト4人が屋上でミュージカルについて打ち合わせる重要なシーンが撮影された。生徒は「プロデューサーが撮影のお礼と映画完成の報告に来た」という名目で集められていたため、中島&芳根の登場に、割れんばかりの歓声が上がった。

中島は「秩父のみなさんは人柄が素敵」と称賛し、「東京でのロケはギャラリーの方は最後までいらっしゃいますが、秩父の方は必ず8時に帰ります。しっかりされている方が多いという印象があります」と撮影を振り返る。また芳根は「豚みそ丼」「わらじカツ丼」を食べたと報告し、「秩父が大好きになりました」と告白した。

生徒からの質問コーナーでは、「好きな人となかなか話せません」という悩みに、中島が「僕はこう見えてシャイなんです」と意外な回答。中島は「普段は『セクシーサンキュー!』などと言っていますが、プライベートでは言いませんし、本当に好きな子の前ではドキドキしちゃう」と明かし、「だからいつもより多めに感謝の気持ちを言います。ありがとうをたくさん言って、ほかの誰よりもあなたに感謝していますという気持ちを伝えます」と答えた。

中島は、あがり症の生徒には「いい緊張はいいパフォーマンスにつながります。僕は緊張と友達になります」と答え、「好きな人ができない」という悩みには、「空に向かって『⻘春、来いよ!!』と叫ぶ!」と、熱い回答を連発する。また、芸能人になりたいという夢を持つ生徒の目標が雨上がり決死隊だと知ると「お茶の間に笑顔を増やしたいんだね。スターだね」と頷く中島。芳根が「ここでそういうことが言えるのはとても強いから、絶対その気持ちを忘れないでいればかなうと思う」と答えると、中島も「なりたい自分になるのに遅すぎるということはないから」とエールを贈った。