Microsoftは7月6日(現地時間)、Desktop Bridgeを利用して、Win32アプリケーションからWinRT(Windows Runtime)コンポーネントを呼び出す方法を公式ブログで説明した。Desktop Bridgeは「Project Centennial」の名で開発をスタートさせた、Win32アプリケーションをAppxパッケージ化し、Windowsストアや社内展開を容易にするための仕組みである。

Desktop Bridgeなどが生成するアプリケーションマニフェストと、AppContainerで実行中のIn-Procをロードし、UWPアプリケーションとWin32アプリケーション間でコードを共有するInProcessServer、そしてOutOfProcessServerを利用して登録エントリーを行う。Microsoftはマニフェストスキーマーの変更を必要とせず、Visual Studio 2015/2017を使ってInProcessServerを構築できると説明した。

WinRTコンポーネントを利用したC++のサンプルコード

Windows Formsベースの「電卓」が起動した

MicrosoftがAAP(ActivateAsPackage: 別名FullTrust)と呼ぶOutOfProcessServer WinRTコンポーネントの一例

これらのソリューションはWindows 10 Fall Creators Updateで可能になる。MicrosoftはWinRTコンポーネントとDesktop Bridge、そしてUWPを通じてビジネスロジックの推進が可能と述べている。