WOWOWで今秋放送予定の中谷美紀主演の連続ドラマ『片想い』に、桐谷健太をはじめ国仲涼子、大谷亮平、鈴木浩介の出演が決定したことが明らかになった。

左、中谷美紀、上段、桐谷健太、下段左から国仲涼子、大谷亮平、鈴木浩介

原作は東野圭吾の作品の中でも異色とされるヒューマンミステリー。中谷演じる性同一性障害の主人公・美月の衝撃の告白をきっかけに、予測できない結末へとストーリーが展開していく。今回発表された4人は、美月とはかつて学生時代のアメフト部でチームメートだったという過去を持つ。

桐谷が演じるのはスポーツライターの西脇哲朗。桐谷は「結末を知らない状況で読んでいて、物語がどのように進んでいくのかわからなかったので、すごく興味が湧きました。大学時代のアメフト部仲間との友情物語でもあるし、そこからミステリーになり、仲間をとるのか、自分の想いをとるのか、そこは見ていて楽しいと思います。 僕もまだ結末を知らない状況で撮影しているので、見ている方も一緒に楽しめると思います」と話している。

また、哲朗の妻でフリーカメラマンの理沙子を演じる国仲は「ミステリーだけでなく、それぞれの登場人物の『心と心のぶつかり合い』がリアルだなと思いました。 性別は関係なく、人を想うことをすごく感じました」、新聞記者・早田役の大谷亮平は「桐谷さん演じる哲朗との シーンを通して、芝居をしながら(早田が)昔から抱えていた(哲朗への)嫉妬や憧れの気持ちが増してきていると感じています」と、それぞれ作品の感想や演技への意気込みを。そして、大手食品会社重役の娘の婿養子・中尾役を演じる鈴木浩介は「彼には不器用さと切なさがあります。 その生い立ちや状況は物語の中で非常に重要なポイントなので、丁寧に考えて演じていかなければと思っています」と、キーパーソンを演じる上での決意を語っている。