俳優の斎藤工が主演を務める、テレビ東京系ドラマ『最上の命医』シリーズの最新ドラマスペシャル『最上の命医 2017』が放送されることが7日、わかった。同作は8月に放送される予定。

左から斎藤工、草刈正雄

入江謙三&橋口たかしによる人気コミックを実写化、2011年1月クールに連続ドラマとして人気を博し、2016年にドラマスペシャルが放送された同作。アメリカの最優秀若手医師賞を受賞するほどの技術を持ちながら、自分も病に立ち向かう小児科医・西條命(斎藤)の活躍を描く。ドラマスペシャル第2弾には、小児外科医の世界的権威・手塚義富役として草刈正雄が登場。西条に小児外科医のあるべき姿を叩きこんだ恩師でありながら、生命を巡る対立に発展していく。

「この作品を続けたい気持ちが強い」という斎藤は、「連ドラ放送をしていた時から、僕にも直接お手紙で、実際に医療の道、小児外科の道にまい進している方たちの報告が来るんです」と明かした。恩師役の草刈については「インテリジェントで、全てに説得力があります。たたずまいだったり、目線ひとつだったり。近づくという動作も一歩ではなく半歩、という細かいところだけでも、すごく意味深いというか」と熱心に観察している様子。

また斎藤は、今回のスペシャルが「盛りだくさんで、ドラマチック」な物語だと説明し、「僕も初稿(台本)を頂いた時に、ボロボロ泣いてしまったくらい本が素晴らしくて」と称賛した。さらに演じながらも「自分の命より大事にするものを見つけた人たちの想いがぎゅっと詰まっているオペのシーンなので、僕も感情が溢れてしまって」と感じ入ったことを告白し、「草刈さんとのシーンでも、何故かわからないけれど、感情が一気に高まってしまったシーンもありました」と語った。

草刈も「とても脚本がいいですね。僕ら役者は、なんといっても脚本なんですね。脚本で決まります。それに ちょっとハマりましてね」と絶賛。斎藤については「いいですね。彼は、独特の雰囲気を持っていますね。あの雰囲気はなんともいえないです」と表現した。

また草刈は最近ファースト写真集を発売し、斎藤とはイケメン同士の競演も注目となるが、草刈は「僕はもう、おじちゃんだもん(笑)。工さんの魅力にハマってください!」と謙遜。「脚本が素敵な本に出来上がっています。それを工くんが非常に魅力的に演じています。……僕もですが(笑)。皆、楽しんでやっています。ご期待ください」とアピールした。

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