セゾン情報システムズは7月6日、マカフィーと協業し、セゾン情報システムズのIoTデータ連携ミドルウェア「HULFT IoT」と、マカフィーの組み込みシステム用セキュリティソフトウェア「McAfee Embedded Control」および、セキュリティアプライアンス「McAfee Advanced Thread Defense」を組み合わせた、IoTセキュリティソリューションの提供を発表した。

今回の協業により、IoTデバイス本体ならびに、そこから収集したデータ、その間をつなぐ転送部分のセキュリティを担保する。

IoTデバイス側にインストールする「McAfee Embedded Control」は、ホワイトリストに基づいたプログラムの監視を行い、未承認プログラムからデバイスを保護。このリストに登録済みの「HULFT IoT」Agentは、IoTデバイスが生成したファイルの圧縮と独自の暗号化を行い、通信時の情報漏えいを防ぎながら、サーバ側の「HULFT IoT」Managerに連携する。

「HULFT IoT」と「McAfee Embedded Control」、「McAfee Advanced Thread Defense」との連携例

サーバ側では「HULFT IoT」Managerのホワイトリストで許可された通信のみを受け取り、不正な転送を防ぐという。また、サーバ側に設置した「McAfee Advanced Threat Defense」に搭載する検疫エンジンにより、「HULFT IoT」Agentで受信したファイルのマルウェア感染の有無を確認するという。

なお3製品の動作検証は完了しているという。