インターネットのセキュリティ状況は国や地域によって大きく異なっており、マルウェアに感染されやすいデバイスやPCが大量に存在する国があれば、そうではない国がある。セキュリティ上、脆弱な状態にある国や地域のデバイスはPCはマルウェアに感染しやすく、大規模な分散サービス妨害攻撃やランサムウェアを使った攻撃などに使われる可能性が高い。

こうした情報は、セキュリティベンダーのRapid7が取り組んでいるセキュリティ研究プロジェクトによって公開されている。これは同社のSonarプロジェクトで収集したデータを国や地域別にインターネットセキュリティの脆弱性を示すインデックスとしてまとめたもので「National Exposure Index」として公開されている。

セキュリティの観点から脆弱とされる国や地域トップ10は次のとおり。

  1. ジンバブエ
  2. 香港
  3. サモア
  4. コンゴ共和国
  5. タジキスタン
  6. ルーマニア
  7. アイルランド
  8. リトアニア
  9. オーストラリア
  10. エストニア

National Exposure Index - RAPID7

Japan - National Exposure Index - RAPID7

日本は183の国や地域の中で155番目とされており、比較的安全なほうに分類されている。最も安全なネットワークと評価されているのはトーゴ。これにエチオピアとアルジェリアが続いている。米国は137位、ドイツは129位、フランスは14位、英国は37位、中国は21位、インドは18位となっている。