トリップアドバイザーは7月5日、旅行者の口コミ評価をもとに「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ世界の人気テーマパーク2017」を発表した。日本のテーマパークで1位に選ばれたのは、2016年に15周年を迎えた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で、2013年から発表している同テーマパークランキングでは初の1位となった。

日本の1位は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」

同ランキングは、2016年1~12月の1年間にトリップアドバイザー上のテーマパーク施設に投稿された、世界中の旅行者の口コミ評価(5段階)の平均や投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。なお、こちらは2016年発表した「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2016~テーマパーク編~」の2017年版となる。

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は、2013年と2014年には「東京ディズニーシー」と「東京ディズニーランド」に次いで3位、2015年は「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」「ふなばしアンデルセン公園」に次いで4位、そして2016年は「東京ディズニーシー」に次いで2位だったが、今回、初めて国内1位を獲得した。また、今年はアジアのランキングでも、日本の施設として歴代最高位となる4位にランクインした。

日本のテーマパークランキングトップ10(カッコ内は前年順位)

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」には7月1日現在、7,000件以上の口コミが寄せられている。口コミでは、「ディズニーが完璧主義を貫くタイプなら、ユニバは大らかな雰囲気で自由奔放なタイプです」「いいなぁと思ったのが、クルーが気さくでサービス精神にあふれていた。さすが大阪だなと感じた」といった口コミが寄せられている。また、「赤ちゃんと3歳児それに夫婦で行きました。子供も飽きることなく遊べ親はおいしい料理にアルコール……本当楽しいところです」「60過ぎの夫婦でも楽しめる」などと、年齢問わず楽しめるパークであるところも支持された。

なお、寄せられている口コミの数では、7月1日時点で英語が最多の2,994件。次いで日本語2,759件だったが、中国語(簡体字・繁体字合わせて)1,162件、韓国語337件、タイ語247件、インドネシア語95件と、アジア言語の口コミが多い傾向がある。

アジアの1位は「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」

アジアで一番人気のテーマパークは「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」となり、日本人観光客からの口コミも多数寄せれているという。また、世界の1位はオーランド(米・フロリダ州)の「アイランズ・オブ・アドベンチャー」 となった。

「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」に対しては、「そんなに広くないので1日で十分楽しめた」「日本のUSJに比べるとだいぶ小さくまわりやすいです」というように、比較的小規模でコンパクトで周りやすいという声もあった。なお、日本にないアトラクションの中では、「トランスフォーマー・ザ・ライド」が人気を集めているようだ。

アジアのテーマパークランキングトップ10(カッコ内は前年順位)