テレビ朝日のバラエティ番組『笑×演(ワラエン)』(毎週水曜深夜1:56~)が、15日(21:58~23:14)にスペシャルを放送することが決定。このほど、MCを務めるお笑い芸人のバカリズムとお笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也が取材に応じ、番組の手応えを語った。

山崎弘也(左)とバカリズム

この番組は、芸人が書いたネタを役者が演じるというもので、レギュラー化から3カ月でプライムタイムに進出。通常は関東ローカルだが、全国ネットでの放送となる今回の特番が実現したことについて、山崎は「ギャラクシー賞(4月度月間賞)っていうのもデカいんでしょうね」、バカリズムも「やっぱり箔がつくからね」と背景を分析した。

他の現場でも、この番組の評判をよく聞くそうで、山崎は「芸人さんからはよく『見てます』と言われますから、役者さんも結構見てるんじゃないですかね」といい、バカリズムは「役者さんは出る前は不安がるけど、出た後は『すごく楽しかった』とか、わりとポジティブな意見を聞きますね」と反応を喜んだ。

一方で、自身が役者のためにネタを書くことについては、全力で否定。バカリズムが「作る大変さがわかるからこそ、やりたいと思わないです。人がやっているのは見たいけど(笑)」と言うと、山崎も「プロ野球でもフロントは野球経験者ではない方が良いと言いますからね(笑)」と、現在のポジションを死守したい希望がにじみ出ていた。

今回のスペシャルでは、ナイツが永井大&甲本雅裕のドラマ『遺留捜査』メンバーコンビに、ピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王が釈由美子&山西惇の男女コンビに、ロッチが加藤諒&神保悟志の個性派俳優コンビに、アンガールズが渡辺裕之&野村将希のベテラン俳優コンビに、ハライチが奥菜恵&堀内敬子の女優コンビにネタを提供。

役者側もネタの稽古に相当な労力を使うことから、山崎は「『番宣にしてはさすがにカロリーが高すぎるぞ』と甲本さんがおっしゃってました(笑)」と報告したが、バカリズムは「番宣の時間はたっぷり設けますんで、外せないドラマの時はぜひここに来ていただければ」と、俳優界にラブコールを送っていた。