JR東日本は4日、八戸線と新潟・秋田地区への車両新造計画について発表した。八戸線へ新造・投入されるキハE130系500番台は、水郡線や久留里線で活躍中の車両とほぼ同一の気動車(駆動方式は液体式)。計18両を新造し、今年8月から順次落成する予定で、今年度中の営業運転開始を予定している。

八戸線へ新造・投入されるキハ130系500番台イメージ(JR東日本提供)

キハE130系500番台は2両編成(キハE131,132)・1両編成(キハE130)をそれぞれ6編成ずつ新造。ステンレス製拡幅車体で車体寸法は「19.5m(全長)×2.92m(全幅)×3.62m(全高)」、最高運転速度100km/hとされている。1両編成の定員は115名、2両編成の定員は262名。片側3ドアで両開き式の出入口とすることで、既存車両よりスムーズな乗降を可能にする。

車内案内表示器や行先表示器で現在駅・行先駅を案内するほか、車内の空調に冷房・暖房を完備し、八戸線における冷房化率100%を実現する。既存のキハ40系列と同じ液体式気動車(エンジンの回転力を液体変速機と減速機で動力伝達)となるが、排気中の窒素酸化物(Nox)、黒煙をはじめとする粒子状物質(PM)を低減するエンジンを搭載するなど環境対策も考慮されている。E130系500番台の運用区間は八戸線八戸~久慈間とされ、8月以降の落成後、今年度中の営業運転開始に向けて試験走行を行う。

八戸線を走る普通列車と「リゾートうみねこ」(2013年撮影)

JR東日本は電気式気動車GV-E400系を新造し、量産先行車による各種検証を経て、2019年度までに新潟地区、2020年度に秋田地区へ量産車を投入予定であることも発表している。キハE130系500番台・GV-E400系ともに公募調達による新造車両となり、「国内外の多くの企業からご応募いただき、その中から契約先を選定しました」「今後も世界中の優れた企業との接点を増やしていきたいと考えております」とJR東日本。今後も輸送品質の向上を推進し、安全安定輸送をめざしてサービス向上に努めるという。