グレープシティは7月3日、受験生を子供に持つと想定される世代を対象とした「インターネット出願に関する意識調査」の結果を発表した。調査日は2017年6月22日、有効回答は30~40代の個人552人。

ネット出願、不安点は「セキュリティ」

インターネット出願を利用したいと思うか尋ねたところ、「積極的に利用したい」「条件次第で利用してもよい」を合わせた割合は50%。他方、「利用したくない」「条件次第では利用しない」の計は19%、「わからない」は31%となった。

インターネット出願を利用したいと思いますか?

受験する学校に手書きの出願とインターネット出願の2つの手続き方法がある場合、「インターネット出願」を選ぶ割合は約3人に2人に当たる67%に上り、「手書き」は33%にとどまった。また出願の際に利用する装置については、84%が「パソコン」と回答した。

インターネット出願についてメリットを感じる点は、「願書の入手が不要」(390人)でトップ。以下、「自宅で出願が行える」(345人)、「手書きと比べて、書類作成時間が短縮できる」(264人)、「試験直前まで出願可能」(172人)と続いた。

一方、インターネット出願に不安を感じる点は、「個人情報などの情報漏洩に対するセキュリティ」(341人)が圧倒的に多く、次いで「記載方法がわからないなど、出願の疑問点などに対するサポート」(168人)、「システムの操作方法がわからないなど、操作の疑問点に対するサポート」「インターネット環境や受験票の印刷環境がない場合の出願の代替方法」(各124人)となった。