KDDIは6月30日、IoTによるデータと多種多様なデータを掛け合わせて分析することで新たな付加価値を提供する「KDDI IoTクラウド ~データマーケット~」 の提供を開始すると発表した。

同サービスにより、顧客企業は保有するIoT業務を分析する際に、KDDI提携パートナーが保有する最新店舗情報、ID-POSデータ、将来人口推計、訪日外国人の動向解析データ、ストレスや心拍数などの生体情報、プローブデータ (車両・走行挙動データ)、地震・被災度判定データといった様々なデータ群を利用できるようになる。

さらに、分析には、自社の分析ツールだけでなく直感的な操作で簡単に地図上にデータを視覚化する分析ツール「mapDISCOVERY」をはじめ、SupershipやARISE analyticsなどの分析サービスを提供する。

サービスの構造イメージ

データの利用や分析によって、顧客企業の新たな課題やビジネスチャンスの発見、サービスの品質向上を実現。例えば、新規店舗のオープンを検討しているチェーン店が同サービスを利用した場合、立地検討や競合店舗との商圏比較のために業務車両の車両・走行挙動データを分析することで、店舗前道路の交通量や速度が365日24時間の実データで把握可能となり、立地分析の精度向上に期待できるという。

料金は利用するデータや分析内容により異なる。