7月19日にNHKのBSプレミアムで放送する佐賀発地域ドラマ『ガタの国から』(22:00~22:59)の完成試写会が29日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の上白石萌音をはじめ、甲本雅裕、有森也実、脚本家の八津弘幸が出席した。

上白石萌音

NHK佐賀放送局が制作・放送する同ドラマは、タイと佐賀を結ぶ国際ドラマ。広大な有明海の干潟が広がる鹿島市や"美肌の湯"で有名な嬉野温泉を舞台に、タイのアイドル(ティティ・マハーヨーターラック)と佐賀の女子高生(上白石萌音)が偶然出会って心を通わせていく青春ドラマとなっている。

主演の上白石は「佐賀を舞台にしたドラマということで、私自身は鹿児島県出身なので、こういう形で同じ九州に恩返しが出来ればと思いながら演じさせてもらいました」と振り返り、「完成したドラマを見て、撮影中の温かい空気を感じました。早く佐賀の方々や日本の方々に見ていただく日を楽しみにしています」と自信。相手役を務めたタイの人気俳優・ティティ・マハーヨーターラックについては「"バンク"という愛称で呼んでいました。バンクは温かくていつも周りのことを見ていて、初めて日本のクルーとの仕事と言ってましたが、そうは思えないほど馴染んでいました。私がサポート出来ればと思って現場に入りましたが、逆にバンクに引っ張ってくれました。今も連絡を取り合っていますが、俳優としても人としてもバンクに出会えて良かったと思います」と好印象の様子だった。

劇中の最後には有明海の干潟に入るシーンもあるが、干潟に入れなかった有森は「私は入りたかったな~。、気持ちよさそうだったしお肌にも良さそうだから」と残念がり、干潟に入った上白石と甲本に羨望の眼差し。対する上白石は「スタッフさんが入ってどんどん歩いて行ったので大変じゃないと思ったら、翌日筋肉痛になりました(笑)。足を持ってかれて沈むし、足を抜こうとしたら股関節が"バキッ"と音がしたし、命の危険を感じました」と散々な目にあったようだが、「泥は肌に良くて、温泉と泥で全身ツルピカになりました」と笑顔を見せていた。