ガートナーはこのほど、同社が開催したイベント「ガートナー セキュリティ&リスク・マネジメント サミット2017」において、企業・組織にとって戦略的な重要性を持つ情報セキュリティのトップ・テクノロジーを発表した。
同社が挙げている注目すべき情報セキュリティのトップ・テクノロジーは以下のとおり。
- クラウド・ワークロード保護プラットフォーム
- リモート・ブラウザ
- 偽装テクノロジー (Deception)
- エンドポイントの検知/対応 (EDR)
- ネットワーク・トラフィック分析 (NTA)
- 管理された検知/対応 (MDR)
- マイクロセグメンテーション
- ソフトウェア・デファインド・ペリメータ (SDP)
- クラウド・アクセス・セキュリティ・ブローカ (CASB)
- オープンソース・ソフトウェア (OSS) セキュリティ・スキャンニングおよびDevSecOpsのソフトウェア・コンポジション分析
- コンテナ・セキュリティ
ガートナーのリサーチ バイス プレジデント 兼 最上級アナリストでガートナー名誉フェローを務めるニール・マクドナルド氏 は、2017年のセキュリティテクノロジーの動向について、次のように述べている。
「企業のIT環境に対する脅威のレベルは、2017年も引き続き非常に高く、大規模な不正アクセスや攻撃が日常的にメディアに取り上げられている。攻撃側が能力を高めているため、企業側もアクセスを保護し、攻撃を防御する能力を高めなければならない。セキュリティおよびリスク・マネジメントのリーダーは、最新のテクノロジを評価するとともに、それらの取り入れ方を検討して高度な攻撃を防御し、それによってデジタル・ビジネスの変革をより効果的に実現し、クラウドやモバイル、DevOpsといった新しいコンピューティング・スタイルを採用していかなければならない」