富士ゼロックスは6月28日、ネットワークやPC、モバイル端末などITインフラや機器へのセキュリティー対策を行うことで新しい働き方を支援する、中小規模事業者向けの新サービス群「beat/entryサービス plus」「ITあんしんサービスパックIII」「モバイルあんしんマネジメントサービスII」の発売を発表した。

新サービス群が提供するサポート範囲

「beat/entryサービス plus」は、ゲートウェイ型セキュリティ対策によって社内ネットワーク全体を防御するサービス。ファイアウォール、ゲートウェイ型アンチウィルス、IPS(不正な通信対策)、迷惑メール判定機能など複により、ネットワークの脅威から社内LANを守る。

また、beatコンテンツフィルターサービスを標準搭載することで、従業員による業務中の不要なWebサイト利用を制限、Webサイトからのウィルス感染を防止できる。

「ITあんしんサービスパックIII」は、PC関連のトラブル解決をサポートするサービスで、ニーズに応じたエントリー、ベーシック、アドバンスの3つのプランが用意されている。

エントリーは、電話とリモートツールによりPCまわりのトラブルをサポートし、ベーシックはエントリーで提供するサービスに加え、Microsoft Officeなどの操作支援、および外部デバイス制御、Windowsの更新プログラム自動適応の強制設定、アプリケーションの起動制御など、PC端末のセキュリティー管理機能も提供する。アドバンスは、多拠点の利用者向けに、電話とリモートツールによりパソコン関連のトラブルサポートと、Microsoft Officeなどの操作支援を提供する。

「モバイルあんしんマネジメントサービスII」は、デバイスの情報取得、ロック、データ消去など、スマートフォンやタブレットなどの端末をリモート制御でき、外出先で万が一、モバイル端末が紛失・盗難にあった際でも、端末からの情報流出を防ぐ。

さらに、サービス利用の管理画面や管理用アプリケーションを「ITあんしんサービスパックIII」と共通化し、あわせて導入した場合、利用状況を一元的に把握した管理が行える。

リモートロックやリモートワイプなどに機能を限定したかんたん導入プランのエントリーと、アプリケーション制御やデバイス制御なども加えたベーシックの2つのプランを選ぶことができる。

価格はすべて月額で、「beat/entry サービス plus」が8800円から、「IT あんしんサービスパックⅢ(エントリー)」が1台2000円から、「IT あんしんサービスパックⅢ(ベーシック)」が1台2700円から、「IT あんしんサービスパックⅢ(アドバンス)」が1台1万600円から、「モバイルあんしんマネジメントサービスⅡ(エントリー)」が1台350円から、「モバイルあんしんマネジメントサービスⅡ(ベーシック)」が1台500円からとなっている。