9月15日から公演される舞台『ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』の制作発表が28日、都内で行われ、栗山千明、溝端淳平、浅田美代子、中村雅俊、脚本の岡田惠和、演出の深川栄洋が出席した。

溝端淳平(左)と栗山千明

同舞台は、現在放送中のNHK 朝ドラ『ひよっこ』など人気ドラマの脚本を手掛けている岡田惠和によるオリジナルのシナリオを、映画監督の深川栄洋が演出を担当した作品。バリで結婚式を翌日に控えた派遣社員の加賀美幸子(栗山千明)とフリーターの木暮治(溝端淳平)、幸子の母・敏子(浅田美代子)と治の父・久男(中村雅俊)が、リゾートホテルの一室で赤裸々に言葉をぶつけあいながら、ある驚きの結末を迎えるというシチュエーション・コメディとなっている。

5年振りの舞台となる栗山は、深川から「毎日事件が起きるような舞台になれば」というコメントを聞いて「5年ぶりということだけでも緊張しているのに、ヤバイなと今から思っています(笑)」と話しつつ、「素敵な共演者の方々に支えていただきながら楽しくお芝居を出来たらなと思っています」と気合は十分。続けて「それぞれに欠点があるような役どころで、その欠点がとても人間らしくて愛されるキャラクターとして描かれているストーリーだと思います」と見どころを紹介しながら、「脚本が本当に面白いからこそ、きちんと演じて皆さんに楽しんでいただけるように務めたいと思います」と意欲を見せた。

結婚式前夜の模様を描く同舞台。それに絡めて自身の結婚観を問われた栗山は「ないですね(笑)。式は大変そうだと思いますし…」とあっさり。そんな栗山に対し、かつては吉田拓郎と結婚して離婚した浅田は「マリッジブルーになりました。若かったし、これでいいのだろうかと思いましたね」と赤裸々に告白し、そのマリッジブルーは「(離婚の)予感が正しかった?」という報道陣の質問に「そういうことじゃなくて(笑)。みんな(マリッジブルーに)なるって言ってましたよ」と上手く受け流していた。

舞台『ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』は、9月15~29日(21日は休演)に東京・有楽町のシアタークリエ、10月3日に静岡・富士市文化会館 ロゼシアター、10月5日に愛知・愛知県芸術劇場、10月7・8日に大坂・サンケイホールブリーゼ、10月10日に福岡・久留米シティプラザ、10月12日に鹿児島・鹿児島市民文化ホール第2、10月14日に山口・ルネッサながと、10月17日に岡山・岡山市民会館、10月19日に愛知・豊川市文化会館、10月22日に新潟・りゅーとぴあ、10月24日に岩手・岩手県民会館、10月29日に千葉・印西市文化ホール、10月31日・11月1日に石川・北國聞赤羽ホールにてそれぞれ公演される。