カネカは27日、同社開発の容器密閉型自動細胞培養装置と、ダイダンの気流制御型クリーンブースによる局所クリーン化技術を組み合わせて、小規模、かつ低コストの細胞培養加工施設の提案を開始すると発表した。

カネカが提供する細胞培養加工施設

この施設は、厚生労働省が定める「細胞培養加工施設の構造設備基準」および施工通知などに対応可能で、通常の培養加工施設と比較して、施設導入コストについては約90%削減でき、設置に可能なスペースについては約25%で済むという。

同社は本施設の提供により、地域中核病院やクリニックなどの中期の医療機関での再生・細胞医療の普及に貢献することを目指す。