野村総合研究所、三菱地所、大丸有環境共生型まちづくり推進協会の3者は6月27日、働き方改革と健康経営のソリューションサービス「クルソグ」を開始した。

ICTを活用し健康管理サービスを提供

クルソグ(QOOLSOG)は、QOL(Quality Of Life)の間に「Office-Worker」をはさんだ造語「Quality of office-worker’s life so good!」の略。27日より4カ月間、丸の内エリアに本社や営業所を構える企業14 社・約2万人(2017年6月27日時点、参加予定を含む)を対象に、試験的に健康管理サービスを提供する。

クルソグサービスのイメージ(出典:野村総合研究所Webサイト)

野村総研は、参加者が使用するICTソリューションヘルスケアWebアプリ「Well plus+(ウェルプラス)」を提供する一方、三菱地所は、「運動」「食」などを切り口とした健康増進施設や飲食店との連携イベントや各種セミナーなどのプログラムを提供する。アプリ等のICTとエリアコンテンツが連動するサービスは、日本初の試みとなるという。

アプリは試験期間中、各種ウェアラブルデバイスと連動して、体重、血圧、食事、睡眠時間など日常の健康に関する就業者のデータを蓄積し、参加企業が提供する健診結果データ等を合わせてそれらの推移を可視化。また推移の傾向をもとにして、個人の健康状態に合わせて各種プログラムを案内する機能も搭載する。参加者は、可視化された自身の健康状態や活動状況を把握するだけでなく、健康増進に向けた意識改革・行動変容を行うことができるという。