NTTドコモは7月1日から、外国人旅行者が日本滞在中に利用できるデータ通信専用プリペイドSIMサービス「Japan Welcome SIM」の提供を開始する。訪日外国人旅行者向けのデータ通信専用プリペイドSIMサービスで、日本国内でドコモのネットワークを利用したデータ通信が可能となる。

訪日前に専用サイトで申し込みをし、日本の空港内の施設などでSIMカードを受け取ると、ドコモの通信ネットワークを15日間利用できる。APN設定は不要で、自分のスマートフォンやタブレットにて手軽に利用できるサービスとなっている。

料金プランは、無料のプラン0(128Kbps通信が無制限、カード受け取り前に一定量の広告閲覧やアンケート回答等が必要)、有料の1,000円プラン(128Kbps通信が無制限)、1,700円プラン(高速通信が500MBまで、128Kbps通信は無制限)の3種。各プランともに高速データ通信量のチャージも可能で、動画広告を見たり、アンケートに回答することで高速データ通信量を無料でチャージする方法と、100MBを200円(税別)、500MBを700円(税別)で購入してチャージする方法がある。またプラン0を利用する場合は、SIMカード受け取り前に一定量の広告閲覧やアンケート回答などを行う必要がある。

「Japan Welcome SIM」一連の流れ

サービス利用には、ドコモとローミングパートナー契約をしているSIMカードを挿入し利用している端末で、かつ「LTE」Band1/3/19/21/28、もしくは「FOMA(3G)」BandI/VI/XIXをサポートしている端末が必要だ。カードを受け取れる場所は、成田空港、羽田空港、関西国際空港など。なお、プラン0は2017年10月頃の提供を予定しているため、7月から利用できるのはプラン1000およびプラン1700の2種となる。