マクロミル(インターネットリサーチをはじめとするマーケティング事業などを展開)のトレンドアイズ事務局は27日、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の通勤・通学電車事情に関するアンケートの調査結果を公表した。

首都圏の1都3県の通勤・通学電車事情に関するアンケートの調査結果が公表された(写真はイメージ)

この調査では1都3県に住み、電車で通勤・通学する15~59歳の男女(マクロミルモニタ会員)を対象にインターネットリサーチを実施し、6月13~14日の2日間で計500名(男性258名・女性242名)から回答を得た。昨今相次ぐ痴漢被害や痴漢冤罪のトラブル、それらによる事件事故や電車の遅延などのニュースを受け、「男性専用車両」の導入・利用意向や「痴漢冤罪保険」の認知率についても調査が行われた。

通勤・通学で電車を利用する女性に「男性専用車両」導入への意向を尋ねたところ、「絶対に導入すべきだ」13.6%・「導入した方が良い」60.3%で"導入賛成派"が7割以上という結果に。男性も「絶対に導入すべきだ」14.3%・「導入した方が良い」50.8%で「男性専用車両」の"導入賛成派"が6割以上となり、実際に導入された場合の利用意向についても、6割近くが「利用したい」と回答したとのことだった。

「『男性専用車両』の導入ついて、女性の意向」

「『男性専用車両』の導入について、男性の意向」

「『男性専用車両』の利用意向」

導入賛成の理由を自由回答で尋ねたところ、男性からは「痴漢と間違われたくない」「いつ冤罪のターゲットにされてもおかしくない」「女性ばかり優遇するのは不公平」、女性からも「トラブルが原因で電車が止まるのは迷惑だから、防ぐことができるならやってもらいたい」「痴漢の冤罪防止につながる」「女性専用車両があるのに、男性専用車両がないのは不平等」などの回答が集まった。一方、女性専用車両に関して「積極的に利用している」「たまに利用している」という人は36%だった。

「痴漢冤罪保険の入会意向」

「痴漢冤罪保険」の認知率に関する質問では、48%が「知っている」と回答。入会意向に関して、男性の0.4%が「すでに入会している」と答え、「入会を検討したい」という男性も46.1%と半数近くに及んだ。女性は21.9%が「入会を検討したい」と回答した。

「通勤・通学電車内での過ごし方 トップ5」

「通勤・通学電車において、スマホ・タブレットですること トップ5」

今回の調査では通勤・通学電車での過ごし方についても質問しており、「スマホやタブレットを操作する」が84.1%を占め、その他にも「車内広告を見る」(46.4%)、「ぼーっとする」(46.3%)、「外の景色を見る」(40.2%)、「眠る」(40.0%)などの回答が寄せられた。車内でスマホ・タブレットを使って操作することとして、「メールやメッセージのチェックや送信など」が最多で85.4%、以下「ニュースをチェックする」(64.7%)、「SNSを閲覧、投稿する」(54.9%)、「調べものをする」(53.1%)の順となった。

なお、調査の詳細やその他の調査結果については、マクロミルの調査レポートまとめサイト「HoNote(ホノテ)」からダウンロードできるとのこと。

※写真は本文とは関係ありません。