サイバネットシステムは6月23日、グループ会社のNoesis Solutions NVが開発・販売・サポートする次世代PIDOプラットフォーム「id8(アイディエイト)」の日本国内販売を開始すると発表した。

ものづくりの設計現場では、各設計担当者が算出してきた解析データやその算出に用いた設定などを蓄積したり、共有したりする手段がばらばらであることがよく見受けられる。これにより、同一と言える作業が同じ職場内で他者によって繰り返されているケースも往々にして発生しているという。

id8は、最適設計支援ツール「Optimus(オプティマス)」を開発・販売・サポートするノエシスが新たに開発した次世代PIDOプラットフォーム。利用環境をブラウザベースにまで広げることで、これまで実現困難であったデバイスに依存しない、自由な環境下での利用を可能とする。また、データベースシステムを採用することで、最適化に伴う最適解の算出規模を大幅に拡大できるようになる。Optimusで実現可能な機能はその大部分がid8で機能強化され、実装されている。

同製品の導入により、それぞれの設計者がこれまで個々に培ってきた知見を社内に解放し、それらを共有することで、新たな学びやアイデアの創出を促す。また、煩雑な作業やこれまで繰り返し行われていた作業を最小化することで、設計効率の向上にもつながるとした。