ニチガスとU-NEXT、U-NEXTマーケティングは6月23日、「エネルギー&AI・サービス」の共同開発を行うと発表した。

両社は、人工知能(AI)技術を活用してビッグデータから自動抽出したさまざまな情報と、音声自動応答システムによる、レスポンスのいいAIコンシェルジュサービスの開発を目指す。

まずは、ニチガスのLP事業における顧客向け応対業務にAIコンシェルジュサービスを導入。開栓・閉栓作業、緊急時対策、料金問い合わせなどの一次受付を自動で行い、関連部門、営業担当者など必要部署へ自動で情報の連携を行う。次に、ニチガスのクラウド型基幹システム「雲の宇宙船」の連携を進め、顧客の情報をビッグデータとして活用することで、異業種連携で複雑化する顧客対応のボーダレスでリアルタイムかつ自動応答の実現を目指していく。

さらに、両社は一定の成果が見られた段階で合弁会社を設立する予定。エネルギー小売業界に対して「エネルギー&AI・サービス」の外販を目指すとともに、エネルギープラットフォームへの実装を図っていくとしている。

サービスフローのイメージ

両社はこれらのプロジェクトを遂行することで、異業種によるエネルギー自由化の活性化を図っていくという。