総合人材サービスを手掛けるマンパワーグループは6月21日、機械学習型のAIを組み込んだ採用活動支援サービスを提供すると発表した。

従来同社が提供していた採用コンサルティングサービスや採用代行(オペレーション)に加えて、機械学習型のAIを組み合わせることで「RPO(Recruitment Process Outsourcing)×AI」として採用活動の生産性革命を目的としたサービスを展開する。

サービスの利用イメージ

日本語の解析能力に長けたAIテキストマイニングツールを用いることで、煩雑なエントリーシートの読み込みをAIが代行。過去の選考結果を"教師データ"として学習して合格者の傾向を解析したうえで、過去の合格者と類似する候補者を自動で抽出するという。

また、ターゲット校や特定の学部・学科、適性検査などの結果と選考の相関関係を分析したり、合格者が所属する集団について選考過程を遡及して確認していくことにより、自社の採用傾向を客観的に把握することができるという。

人事担当者や面接官に示唆を与える豊富なアウトプットにより人間が行う判断をサポートするので、人間味を残した選考を可能にするとしている。