日本生産性本部 サービス産業生産性協議会は6月20日、2017年度「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」第1回調査の結果を発表した。今回は6業種(コンビニエンスストア、シティホテル、ビジネスホテル、飲食、カフェ、事務機器)における69企業・ブランドの満足度等をまとめた。

シティホテルは「帝国ホテル」が9年連続1位

コンビニエンスストアは、「セイコーマート」が前年度に続いて顧客満足1位を獲得。2位は「セブン-イレブン」、3位は「ファミリーマート」となった。1位の「セイコーマート」は知覚価値が4年連続の1位、推奨意向、ロイヤルティでも1位だった。

飲食 顧客満足ランキング

シティホテルは、「帝国ホテル」が調査開始以来9年連続の顧客満足1位。同ホテルは全指標で2年以上の連続1位となった。顧客満足2位は「日航」、3位は「オークラ」と続いた。

ビジネスホテルは、「リッチモンドホテル」が3年連続の顧客満足1位。同ホテルは顧客満足度の他に4指標でも1位を獲得し、このうち知覚品質、推奨意向は7年連続の1位となった。顧客満足2位は「スーパーホテル」、3位は「ダイワロイネット」だった。

飲食は、「リンガーハット」が初の顧客満足1位に。2位は「丸亀製麺」、3位は「モスバーガー」と続いた。顧客期待、知覚品質、ロイヤルティでは「モスバーガー」、知覚価値は「サイゼリヤ」、推奨意向は「木曽路」が1位となった。

カフェは、「ドトールコーヒー」が3年連続の顧客満足1位。2位は「ミスタードーナツ」、3位は「コメダ珈琲店」となった。顧客期待、知覚品質、推奨意向の3指標は「スターバックス」、知覚価値は「カフェ・ベローチェ」、ロイヤルティは「コメダ珈琲店」が1位を獲得した。

事務機器は、「富士ゼロックス」が7年連続の顧客満足1位。同社は知覚品質・知覚価値でも1位となった。顧客満足2位は「キヤノン」、3位は「リコー」と続いた。

調査期間は2017年4月5~29日、調査方法はインターネット、有効回答は1万9,822人。