NECは6月20日、設計図面・仕様書・部品表などの製品技術情報を一元管理するPLM(Product Lifecycle Management)ソリューション「Obbligato III」の業種別PLMテンプレートを販売開始すると発表した。

今回、第1弾として、PLMシステムに対するニーズの高い自動車部品業と産業機械業向けの2種類のテンプレートを提供する。

「自動車部品業向けPLMテンプレート」は、国内外の開発・生産拠点における製品構成情報(BOM:Bill of Materials)の共有・活用を推進する「グローバル統合BOM」、BOMと合わせて工程や設備に関する情報を標準化して工程設計の効率化を行う「工程・リソース管理」など、自動車部品業におけるPLMシステムに重要な4つの機能を効率的に実現するテンプレートを提供する。

「産業機械業向けPLMテンプレート」は、標準開発・個別受注におけるBOMの設計・生産での横断的な共有を促進する「統合BOM管理」、仕様とモジュールの関連性を可視化して、見積りや受注時のモジュール選定業務の効率化につなげる「製品定義管理」など、産業機械業におけるPLMシステムに重要な6つの機能を効率的に実現するテンプレートを提供する。

価格(税別)は、「自動車部品業向けPLMテンプレート」が5000万円から、「産業機械業向けPLMテンプレート」が5500万円からとなっている。

業種別テンプレートの全体イメージ