中部電力、中電興業、大日本印刷の3社は、2017年10月より愛知県・豊田市の中心部において、電柱を活用し、天気やイベント情報等の地域に役立つ情報を配信する、新たな地域サービスの開発に向けた実証実験を行うことを発表した。

外観イメージ(出所:中電ニュースリリース※PDF)

この実証実験は、公共のスペース等に数多く設置されている電柱を、地域住民に役立つ情報配信の基盤として活用するための検証を行うもの。豊田市内の電柱6本に、視認性や景観調和などに優れる電子ペーパーを設置し、地域に役立つ情報を表示する媒体として利用する。

また、情報配信はインターネット経由で行うことが可能で、設置場所に応じたタイムリーな情報を提供できる仕組みだ。配信される地域情報は、豊田市のほかに新たに募集する民間事業者からも提供を受ける予定となっている。同配信を希望する民間事業者は、7月14日までに事業者名、担当者氏名・連絡先を、中電興業 広告部の問い合わせフォームへ連絡のこと。

なお、3社の役割分担は、中部電力が設置場所(電柱)の提供や設置工事を行い、中電興業は豊田市や民間事業者様からの依頼に基づき、電子ペーパー上に地域のお役立ち情報を配信するシステムの運用を試行する、また、大日本印刷は、電子ペーパーと情報配信機器・アプリケーション等の提供・運用および利用拡大について検討する。豊田市は、イベント情報等の地域の役立つ情報を提供し、新たな住民サービスの可能性について検討していく。