約7カ月ぶり13度目の来日を果たした俳優のジョニー・デップが20日、都内で行われた主演映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)の夏祭りプレミアに登場。「コンニチハ」を連発するなど終始上機嫌で、主人公の海賊ジャック・スパロウのような自由奔放な言動でファンを魅了した。

ジョニー・デップ

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作となる本作。同イベントにはメディア500人、観客1200人が駆けつけた。そして、物語にちなんで巨大な海賊船が作られたステージにジョニーが姿を現すと、ファンは「キャー!」「かっこいい!」と大興奮。名前を呼ぶ声が飛び交う中、ジョニーはレッドカーペットをゆっくり歩いてサインや記念撮影に応じた。

ファンサービス後、ステージに再び登場したジョニーは「コンニチハ」とあいさつ。「意味はわからないんですけど」と言うも気に入ったようで、その後も「コンニチハ」を連発して笑いを誘った。また、20年以上の付き合いになる通訳の女性にハグやキスをして感謝の気持ちを表したり、通訳に合わせてしゃべるフリをしたり、通訳イジリで盛り上げた。

そして、ジャック・スパロウが世界中で愛されている理由を聞かれると、「ジャック・スパロウが信じられないようなことをしてもみなさんが楽しんでくれた。キャラクターを作ったのはみなさん。私の仕事はみなさんの望みを叶えること」と説明。続けて、「私はラム酒を飲んでいました。今もラム酒を飲んでいます」と本当か嘘かわからないがジャックの愛するラム酒を飲んでいると打ち明けた。

イベントには、ウィル・ターナーの息子ヘンリー・ターナーを演じた俳優ブレントン・スウェイツと、天文学者カリーナ役の女優カヤ・スコデラリオ、さらに、日本語吹替版でカリーナの声を演じた栗山千明とヘンリー役の中川大志も参加。栗山と中川が、先月上海ディズニーランドで行われたワールドプレミア以来の再会を喜ぶと、ジョニーも歩み寄ってハグをした。

終盤では、来日ゲストへのプレゼントとして、早稲田大学よさこいチーム「踊り侍」が同シリーズのテーマ曲「彼こそが海賊」に合わせてパフォーマンス。ジョニーは「僕もこのダンスはしょっちゅう練習していました。ある日、釘を踏んでしまってそれからは踊っていない」とボケて、「今日はブレントンとカヤが僕の代わりに踊ります」と無茶ぶりで笑わせた。