ボーイングは現地時間の6月19日、6月19~25日にパリ郊外のル・ブルジェ空港で開催中のパリ・エアショーにて、新しい737MAXファミリーとなる737MAX10のローンチを発表した。737MAX10はすでに、世界10社以上から240機以上の受注およびコミットメントを獲得している。

737MAX10

同機は737MAXファミリーの中で最長クラスの全長43.8mの胴体を持つ。これは、737MAX9よりも約1.7m長く、座席数を最大230席まで増やすことができる。また、航続距離は3,215海里(約5,960km)で、単路機市場において最も燃費が良く、競合機材に比べて運航コストを5%削減する。

737MAXファミリーはボーイング史上最も受注スピードが速く、これまでに世界87社から合計3,700機以上受注している。737MAXは、エンジンにCFMインターナショナル社の最新型LEAP-1B、翼端板にアドバンスト・テクノロジー・ウィングレットを採用。これまでの737MAXファミリーと同じく、大型の荷物棚や開放感を抱かせるLED照明などが特徴のボーイング・スカイ・インテリアを取り入れている。