ビズリーチは6月19日、運営する就活サービス「ビズリーチ・キャンパス」にて実施した、「就職活動の状況やキャリア観に関するアンケート」の結果を発表した。調査は6月12日~14日、同サイトに登録している2018年卒業予定の大学生及び大学院生211名(男性64%、女36%)を対象に、インターネットで行われた。

「就職活動の状況」

面接選考解禁日(6月1日)から10日あまり、すでに「第一志望の企業から内定をもらい、就職活動を終了した」という学生は65%だった。また、「志望する企業群から内定をもらったが、まだ就職活動を続けている」という学生も合わせると、内定を獲得している学生の割合は、88%にのぼった。

「就職活動の状況で比較した学生の傾向」

「これまでにOB/OG訪問をしたことがありますか?」と聞いたところ、「内定をもらい就職活動を終了した学生」の86%が「訪問した」と回答した。また、「内定をもらったがまだ就職活動中の学生」も84%と、「内定をもらった学生」の8割超がOB/OGを訪問していることがわかった。「内定をもらえておらず就職活動中の学生」では、65%だった。

また、「内定をもらい就職活動を終了した学生」に対し、情報収集の方法を聞くと、「インターンをした」が64%、「大学の先輩に相談した」が40%という結果に。「内定をもらえておらず就職活動中の学生」では、「インターンをした」が50%、「大学の先輩に相談した」は23%にとどまった。

さらに、「内定をもらい就職活動を終了した学生」(54%)の半数以上が、「大学3年生の6月以前からキャリアに関する情報を収集していた」ことが明らかに。「内定をもらったがまだ就職活動中」(38%)や、「内定をもらえておらずまだ就職活動中」(39%)の学生では、いずれも4割に満たなかった。

これらの結果から、生の情報を得て、早期に志望企業を見定め、準備がはじめられた学生ほど、第一志望の企業から内定を獲得し、就職活動を終了している傾向がうかがえた。

「第一志望の企業から内定をもらい、就職活動を終了した学生の傾向」

次に、第一志望の企業から内定をもらい、就職活動を終了した学生の傾向を探ってみたところ、「キャリア醸成にあたりもっとも参考になった(なると思う)情報源」は、「OB/OG訪問」(34%)が最多に。以降「インターン」(30%)、「大学の先輩」(12%)と続いた。

企業を選ぶにあたっては、「成長できる環境か」(59%)、「一緒に働きたい人がいるか」(46%)、「ミッション・ビジョンへの共感」(37%)を重視しており、「残業がないか」(98%)や「業種」(93%)はあまり重視していないよう。

また、この時点で「就業予定の企業で実現したいことが見えている」という人は93%(「やや見えている」47%+「見えている」46%)にのぼり、約3人に1人が、すでに「10年以上先のキャリアまでイメージできている」(36%)ことがわかった。