日本郵便は20日より、フリーマーケットアプリやオークションサイトとのシステム連携による新サービス「e発送サービス」の提供を開始すると発表した。

インターネット上のフリーマーケットアプリやオークションサイトなどの個人間取引であるC to C ECはスマートフォンの普及や、それに伴うサービスの増加により、増加している。一方、商品を贈る際、送り状への手書きの記載や発送時の配送料金の現金支払いなどが出品者の大きな負担となっている。そこで今回、日本郵便はECサイトとシステム連携し、ECサイトでの出品から配送までを、より簡単・便利にする「e発送サービス」を提供する。

「e発送サービスの取引全体フロー」

本サービスでは、ゆうパック、ゆうパケットを対象に、各ECサイト運営者が配送料金の一部を負担した独自の料金設定で利用することができる。決済はECサイト上で完結するので、現金支払の手間が省ける。「ゆうプリタッチ」設置郵便局およびLoppi設置のローソンで送り状の発行・差出が可能だ。

さらに、出品者と購入者がお互いの氏名および住所を知らせることなく、商品を配送できる「プライバシー配送」や、コンビニエンスストア、郵便局、宅配ロッカー「はこぽす」での受け取りが可能な「拠点受取」といった付加サービスも行うという。ただし、ECサイトにより利用可能かどうかは異なる。

本サービスの導入を予定しているECサイトは、以下の通り。なお、各ECサイトの導入時期、サービス内容等の詳細は、各ECサイトから発表される。

導入予定ECサイト