Google Brain Teamは、TensorFlowディープラーニングを使った翻訳や音声認識、画像認識など機械学習モデルを調整し、その精度を加速させるライブラリ「Tensor2Tensor Library」をGitHubに公開したことを19日公式ブログで発表した。

ディープラーニングの先端分野ではオープンソースで提供されるコードを独自の環境でカスタマイズしながら研究を重ねるが、これが他の結果との比較や新たな環境の導入を難しくしていたという。Tensor2Tensor Libraryは、個別の環境での機械学習アプリケーションのジョイントを行いその精度やトレーニング時間の短縮を図れるという。"Accelerating Deep Learning Research with the Tensor2Tensor Library"と題した公式ブログには、Tensor2Tensor Libraryで向上した翻訳モデルの自動評価尺度BLEU(bilingual evaluation understudy)を掲載している。

自動評価尺度BLEU(bilingual evaluation understudy)の結果公式ブログより