ユニリーバ・ジャパンは6月19日、大学1年生から既卒3年以内の人を対象に、最速で2年前に内定を出す新卒採用制度「UFLP365(ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・プログラム365)」を導入したと発表した。

ゲーム選考やデジタル面接を導入

同制度では選考過程からエントリーシートを撤廃。インターンシップあり・なしの2つの選考過程から選択可能で、いずれもウェブ登録後、社員としてのポテンシャルを見極める「ゲーム選考」、与えられたテーマに応える「デジタル面接」、同社のオフィスで実際の仕事に近い課題に取り組む「ディスカバリーセンター」、役員との「最終面接」という4段階の選考を実施する。

「UFLP365」選考過程(出典:ユニリーバ・ジャパンWebサイト)

2次選考のデジタル面接までを全てオンライン上で行うため、インターネットを使える環境であれば1年を通じて世界中どこからでも応募できる(スマートフォンからの応募・受験も可能)。また1回選考から外れても、1年の期間を置けば何回でも応募できる。

最終面接の前・入社の前に最大2年の期間を空けることも可能で、入社時期は4月あるいは10月から選ぶことができる。「対象者がキャリアを考える際の自由度の高い制度」(同社)となっているという。

さらに中高生に未来を考えるきっかけを提供するプログラム「ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・スクール」とも連携し、特に優れた取組みを行った高校生に「U-PASS」を発行する。「U-PASS」の有効期間は大学入学時から既卒3年までとなり、「UFLP365」の2次選考(デジタル面接)までが1回限りで免除される。