JR西日本「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の「山陰コース(上り) ~神話と自然美に触れる旅~」が19~20日の2日間にわたり運行される。19日朝に下関駅9番線ホームにて出発式が行われ、下関駅長と下関市長による出発合図で9時22分に発車。2日間かけて山陰本線全線を走破し、6月20日夕方に京都駅・大阪駅に到着する予定となっている。

「山陰コース(上り)」の出発に合わせ、下関駅で「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の出発式が行われた(写真はすべてオフィシャル画像)

下関駅の出発式では、伝統芸能「平家踊り」の披露や吹奏楽の演奏などが行われた後、JR西日本執行役員 広島支社長の伊勢正文氏が挨拶した。「瑞風は6月17日に大阪を出発し、山陰本線を下って昨日は萩に立ち寄り、夕刻に無事、下関に到着しました。今日はそれとは逆に、ここ下関を始発とし、山陰本線を上るルートの旅に出発することになります。西日本エリアの自然、食、伝統、歴史、文化。こういったものを道中でお楽しみいただき、旅を存分に楽しんでいただければと思っています」と述べた。

続いて下関市長の前田晋太郎氏が、「下関駅は1泊2日コースの発着駅となっており、昨日の到着式に続き、本日の出発式を開催できることをうれしく思います。これからも『瑞風』発着の地、下関市として、乗車されるお客様をはじめ、観光客の皆様に対し、おもてなしの心を持ってお迎えしたい」と挨拶した。出発式ではテープカットや「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運転士・車掌への花束贈呈も行われた。

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は1泊2日片道タイプの各コースが下関駅発着となっており、同駅発の「山陰コース(上り)」「山陽コース(上り)」では列車を早期に入線させ、チェックインやドリンク・スイーツの提供も車内で行う。8・9番線ホームには出発までの時間を楽しんでもらうべく、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のデザイン統括・インテリア監修を担当した浦一也氏のデザインによるモニュメントやベンチも設置された。

下関駅のモニュメントやベンチ、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」出発式の様子