SUBARUは19日、運転支援システム「アイサイト」を大幅進化させ、新機能「ツーリングアシスト」を搭載すると発表した。この大幅進化した「アイサイト」は、2017年夏発表予定の新型「レヴォーグ」と「WRX S4」全車に標準装備される。

新機能「ツーリングアシスト」イメージ

「アイサイト」のカメラ

「アイサイト」は、ステレオカメラによる前方状況認識と高度な制御で安全運転を支援する、同社独自の運転支援システム。ステレオカメラはつねに車両の前方を監視し、人の"目"と同じように距離を測ることができるほか、クルマや歩行者、区画線などの識別も可能。そして"目"から得た情報と走行状況をもとに、"頭脳"にあたるソフトウェアがクルマの各ユニットを"手足"のように適切に制御する。

新機能「ツーリングアシスト」は、「全車速域追従機能付クルーズコントロール」と「車線中央維持」を組み合わせることで、0km/hから約120km/hの幅広い車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を自動制御する技術。SUBARU独自のステレオカメラによる区画線と先行車の2つの認識情報を併用しており、幅広いシーンで安定した動作を実現し、従来の高速域だけでなく極低速域でも作動することで、運転負荷の大幅な軽減を実現した。

「ツーリングアシスト」の作動イメージ

新型「レヴォーグ」と「WRX S4」は、SUBARU国内仕様初となる「後退時自動ブレーキシステム」を採用し、ドライバーの認識範囲を拡げさらなる安心をプラスする「アイサイトセイフティプラス」を設定することで、総合安全性能にさらに磨きをかけている。