イーレックスは、沖縄県において、バイオマス発電事業の開発を推進させるための準備会社の設立を決定したと発表した。

同事業は、イーレックスが沖縄県内に出力約5万kWのパームヤシ殻(PKS)および木質ペレットを主燃料とする、バイオマス発電所を建設・運用するもの。発電した電気は、すべて沖縄ガスとの合弁会社である、沖縄ガスニューパワーを通じて県内のユーザーに供給するという。

また、このたび同事業に対する固定価格買取制度(24円/kWh)の適用が確実となったため、平成32年度中の商業運転開始を目指し、事業開発を着実に遂行する事を目的として本年7月中に準備会社を設立するとしている。

なお、この事業は、バイオマスを主燃料とする発電所としては沖縄県内最大規模の設備となる見通しで、完成時には、同社の参画するバイオマス発電所の出力合計が、今年5月に着工済みの豊前プロジェクト、今年度中に着工予定の大船渡プロジェクトと合わせて27万kW超(5発電所)になる予定だと説明している。