英XMOS(エックスモス)は、遠くからの音声入力を可能にするボイス・プロセッサーの新製品「XVF3000」ファミリーを発表した。

ボイス・プロセッサー「XVF3000」

スピーカー開発キット「XK-VF3100-C43」

「XVF3000」ファミリーは、ボイス・トリガー技術としてセンサリーの「TrulyHandsfree」を搭載することが可能で、ひとつのデバイスで常時音声入力処理が実現できる柔軟性とコスト効率の高いソリューション。

話す人が移動しても音声に追従する4つのマイクを用いたアダプティブ・ビームフォーマー技術や、高性能な双方向アコースティック・エコー・キャンセル技術が搭載されている。

また、同社はVocalFusionスピーカー開発キット「XK-VF3100-C43」も同時に発表した。同キットには、XVF3000プロセッサー・ボードと4つのマイクを搭載した円形のアレイ・マイク・ボードが含れる。このキットを使えば、遠くからの音声入力に対応する製品開発をすぐに開始できる。

なお、XMOSのCEOであるマーク・リペット氏は、以下のようにコメントしている。「本日はXMOSにとって大変意義深い日です。私たちは、音声入力製品ファミリー初の製品となるXVF3000とVocalFusionスピーカーを発表しました。XVFボイス・プロセッサーは、当社の高性能で柔軟性の高いxCORE マイクロコントローラ・アーキテクチャーがベースとなっています。この製品は、高コスト効率で高性能な 音声入力処理を実現したい製品開発者の皆様に、新しい可能性を提供します。音声入力の可能性を見出したAmazon EchoやGoogle Homeと、それにより切り開かれた新しいマーケットの最前線にいることに、私たちはエキサイトしています。現在、世界中のお客様並びにパートナー企業様と共に、IoT のインターフェースのひとつとして、音声入力の採用がより普及するように活動しています。」