鉄道総研と日立AMS、上下制振制御システムをクルーズトレインに相次ぎ搭載

鉄道総合技術研究所(以下、鉄道総研)は、同社が日立オートモティブシステムズと共同で開発した「可変減衰上下動ダンパーによる制振制御システム」(以下、上下制振制御システム)がJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」およびJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に搭載されたと発表した。運行開始は「TRAIN SUITE 四季島」が5月1日から、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が6月17日からの予定となっている。

「TRAIN SUITE 四季島」、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に搭載された上下制振制御システム

上下制振制御システムは、走行中の鉄道車両の上下方向の振動を低減させる制振装置として実用化したもの。車体を支える防振装置(まくらばね)と並列に、可変減衰上下動ダンパー(減衰力を制御する機能を持つ上下方向の油圧ダンパー)を取り付け、加速度センサーで測定した加速度をもとに、車体の振動を打ち消すようにダンパーの力を制御して、上下振動を低減する構成となっている。

上下制振制御システムの構成

同システムはこれまで、JR九州の「指宿のたまて箱」をはじめとする観光特急列車などに搭載され、上下振動を最大で約50%低減させるなど、乗り心地の向上に寄与している。同システムのクルーズトレインへの搭載は、2013年10月15日に運行開始したJR九州の「ななつ星 in 九州」に続くもので、国内で運行されているすべてのクルーズトレインに同システムが搭載され、乗り心地向上に貢献しているということだ。



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