無動力の歩行支援機「ACSIVE」が進化 - 健常者が使える歩行支援機「aLQ」

今仙電機製作所は、名古屋工業大学(名工大)の佐野明人教授と共同開発を行ってきた無動力の歩行支援機「ACSIVE(アクシヴ)」の技術をベースに、「健康づくりのため」というコンセプトの元、健常者でも利用できる無動力歩行支援機「aLQ by ACSIVE」を開発した。

ACSIVEならびにaLQは、バネと振り子の動きを活用することで、脚の振り出しをアシストする仕組みを採用しているため、電気やモーターを使わずに済み、軽量化が可能。aLQの重量は760gと、使用者はほぼ気にならない重さとなっている。

装着も、市販の腰の巻くベルトに、aLQのフックをかけて、ひざ上で面ファスナーをとめるだけ、という簡単仕様となっている。

特徴としては、歩行姿勢が良くなり体への負担が軽減されるほか、足が高く上がり、疲れにくいといったものを同社では挙げているが、健常者向けのため、膝や足首を支える機能はなく、転倒の危険がある場合は、別途、転倒防止対策を用意してもらいたいとしている。ちなみに、同社が愛知県三河青い鳥医療療育センターと協力して、歩行のしやすさを表す歩行効率の計測を行った結果(健康な男子が10kg荷物を持って歩行した場合の歩行効率をPCI(フィジオロジカル・コスト・インデックス)で評価測定)、20%の負担軽減が確認され、歩幅や歩行速度も向上する結果を得たとしている。

なお、価格は4万6000円(税別)。販売は、2017年6月14日時点では松坂屋(上野店、静岡店、名古屋店、高槻店)のほか、名古屋市の丸栄、三越星ヶ丘店、犬山市の「シルバー城下町プラザ」、豊橋市のほの国百貨店、大丸京都店が担当しているが、販売店に関しては順次拡大していきたいとしている。

aLQを装着した歩行者のイメージ。左が、振り出した脚が着地し、体幹を前に進める際、反対の脚が後方に伸び、同時に腰ユニットのバネを縮めて力を蓄える様子。右が後方に伸びた脚を振り出す際、腰ユニットのバネが伸び、蓄えた力が放出され、膝が軽く前に出される様子。なお、同社では、感覚には個人差があるため、必ずしも同様の感覚が得られるとは限らないとしている

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