freeeとウイングアーク1stは6月14日、企業の管理会計の体制構築をサポートし、経営改善を支援するために協業を開始すると発表した。

freeeとウイングアーク1stの協業内容

近年、ビッグデータやIoTなどの技術の普及に伴い、ビジネスにおける情報資産活用の重要性が増してきており、会計データを活用した管理会計を実施することは、タイムリーに業績評価や経営判断を行う上で必要不可欠になってきているという。また、多くのスモールビジネスでは、部署や担当者ごとに独立したシステムや表計算ソフトを用いてデータ管理を行っていることが多く、会計業務の負担や正確性の担保が課題になっているとのことだ。

両社は協業することで「クラウド会計ソフト freee」のデータをクラウドBIサービス「MotionBoard Cloud」に取り込み、安価に予実管理やセグメント別損益管理などの機能を提供する予定。会計データを自動集計して様々な角度で閲覧・検証できるBIツールと連携することで、スモールビジネスでも管理会計の体制を構築しやすくなるという。また、経営状況を元にしたリアルタイムの分析や検証を可能にするので、未来予測をたてやすく、経営改善にも貢献できるとしている。

連携のイメージ

さらに、クラウド帳票サービスの「SVF Cloud」と連携することで、自由度が高く美しい帳票の開発・出力を実現。固定されたレイアウトの請求書や見積書だけでなく、明細量に応じて可変する帳票やこだわりの帳票をfreeeから出力できるようになるという。帳票設計から出力・運用まで、現場のあらゆるニーズに応えることで、バックオフィス業務の効率化や生産性向上を目指すとのことだ。