OneDriveクライアント ビルド17.3.6931.0609に更新すると、OneDrive Files On-Demandの機能を有効にできる

Microsoftは2017年6月13日(現地時間)、OneDriveの新機能「OneDrive Files On-Demand」が、Windows 10 Insider Preview上で数日内に利用可能になることを、公式ブログで明らかにした。OneDrive Files On-Demandは、OneDrive上のファイルを利用する際にダウンロードするオンデマンドコピーと、オフラインでもアクセス可能にするため、ローカルストレージにコピーするWindows 8.1の「プレースホルダー」をWindows 10で再現した機能である。

OneDrive Files On-Demandを有効にするとファイルのオーバーレイアイコンとして、「オンライン専用」「ローカルで利用可能」「常に利用可能」が付与し、お使いのストレージ容量に応じて、使用頻度の低いファイルはオンライン専用などの取捨選択が可能。筆者が確認した限りでは、個人用OneDrive、OneDrive for Businessでの動作を確認した。

設定ダイアログには<容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロード>という項目が選択可能になる

「オンライン専用」のオーバーレイアイコン

「ローカルで利用可能」のオーバーレイアイコン

「常に利用可能」のオーバーレイアイコン

利用にはWindows 10 Insider Preview ビルド16215と最新のOneDriveクライアントが必要だが、同クライアントの配信は数日内を予定しているため、本日から動作を確認するには、公式サイトにあるリンクから更新すると、OneDrive Files On-Demandの動作を確認できる。これらの機能は2017年9月リリース予定のWindows 10 Fall Creators Updateで広く利用可能になる予定だ。

阿久津良和(Cactus)